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GROUP BY 句の拡張機能
56 Sybase IQ
GROUP BY CUBE
GROUP BY 句の CUBE 演算子は、データを複数の次元 ( グループ化の式 )
グループ化することでデータを分析します。CUBE に次元の順序リストを引数
として指定すると、SELECT 文の中で、そのクエリに指定した次元の考えら
れるすべての組み合わせの小計を計算し、選択した複数のカラムのすべての値
の組み合わせについての要約を示す結果セットを生成することができます。
CUBE の構文は次のとおりです。
SELECT [ GROUPING (column-name) ]
GROUP BY [ expression [, ]
| CUBE ( expression [,
] ) ]
GROUPING は、カラム名をパラメータとして受け取り、 4-2 に示すように
ブール値を返します。
4-2: CUBE 演算子が指定された GROUPING によって返される値
CUBE は、同じ階層の一部ではない次元を扱うときに特に威力を発揮します。
CUBE 演算子には次の制限があります。
CUBE 演算子は GROUP BY 句で使用可能なすべての集合関数をサポート
しますが、CUBE は現在 COUNT DISTINCT および SUM DISTINCT では
サポートされていません。
CUBE は、現在、逆分散統計関数である PERCENTILE_CONT
PERCENTILE_DISC ではサポートされていません。
CUBE SELECT 文でのみ使用できます。CUBE SELECT のサブクエ
リで使用することはできません。
•1 つの GROUP BY 句の中で ROLLUPCUBEGROUP BY カラムを組み
合わせる GROUPING の指定は、現時点ではサポートされていません。
結果値の種類 GROUPING の戻り値
CUBE 演算子によって作成された NULL 1 ( )
ローが小計であることを示す NULL 1 ( )
CUBE 演算子によって作成された以外の NULL 0 ( )
格納されていた NULL 0 ( )
SQL 構文の例 定義されるセット
GROUP BY CUBE (A, B, C); (A, B, C)
(A, B)
(A, C)
(A)
(B, C)
(B)
(C)
( )