Sybase 12.7 Home Theater System User Manual


 
4 OLAP の使用
パフォーマンス&チューニング・ガイド 47
GROUP BY 句の拡張機能
GROUP BY 句の拡張機能により、次のような処理を行う複雑な SQL 文を書く
ことができます。
入力ローを複数の次元に分割し、結果グループの複数のサブセットを組み
合わせる。
•“データ・キューブ を作成し、データ・マイニング分析のための疎密度
の多次元結果セットを用意する。
元のグループを含んだ結果セットを作成する ( 必要に応じて、小計ローと
合計ローを含める場合もある )
ROLLUP CUBE などの OLAP Grouping() ( グループ化 ) 操作は、プレフィ
クスや小計ローとして概念化できます。
プレフィクス
GROUP BY 句を含むクエリでは、プレフィクスのリストが作成されます。プ
レフィクスとは、GROUP BY 句の項目のサブセットであり、クエリの GROUP
BY 句の項目のうち最も右にある 1 つまたは複数の項目を除外することで作成
されます。残りのカラムはプレフィクス・カラムと呼ばれます。
ROLLUP 1 次に示す ROLLUP のクエリの例では、GROUP BY のリストに
2 つの変数 (Year Quarter) が含まれています。
SELECT year (order_date) Year, quarter(order_date)
Quarter, COUNT(*) Orders
FROM alt_sales_order
GROUP BY ROLLUP(Year, Quarter)
ORDER BY Year, Quarter
このクエリには次の 2 つのプレフィクスがあります。
Quarter を除外するプレフィクス プレフィクス・カラムには 1 つのカラ
(Year) が含まれます。
Quarter Year の両方を除外するプレフィクス プレフィクス・カラム
は存在しません。
注意 GROUP BY リストには、項目と同じ数のプレフィクスが含まれます。