第 3 章 クエリと削除の最適化
パフォーマンス&チューニング・ガイド 35
Sybase IQ と Adaptive Server Anywhere の違いの詳細については、『Sybase IQ リ
ファレンス・マニュアル』の「付録 A 他の Sybase データベースとの互換性」
を参照してください。
クエリ・プラン
最も効果的な構文を使用していなくても、正しいインデックスを作成していれ
ば、通常は Sybase IQ クエリ・オプティマイザによって、最も効率的な方法で
クエリを実行できます。もちろん、クエリを正しく設計することは重要です。
クエリを計画する場合に、クエリの実行速度と得られる結果の正確さが主要な
問題点となります。
クエリを実行する前に、Sybase IQ クエリ・オプティマイザはクエリ・プラン
を作成します。Sybase IQ では、これ以降の項で説明するオプションを使用し
て、クエリ・プランを調査および変更し、クエリを評価できます。このオプ
ションを指定する方法の詳細については、『Sybase IQ リファレンス・マニュア
ル』を参照してください。
注意 整数値を指定できるデータベース・オプションでは、小数の option-value
の設定が常に整数値にトランケートされます。たとえば、3.8 という値は 3 に
トランケートされます。
クエリ評価オプション
次のオプションは、クエリ・プランの評価に役立ちます。これらのオプション
の詳細については、『Sybase IQ リファレンス・マニュアル』を参照してください。
• INDEX_ADVISOR - このオプションを ON に設定すると、インデックス・
アドバイザは、Sybase IQ クエリ・プランの一部として、またクエリ・プラ
ンが無効の場合には、Sybase IQ メッセージ・ログ・ファイル内の独立した
メッセージとして、インデックスの推奨を出力します。これらのメッセージ
は、“Index Advisor” という文字列で始まります。この文字列を検索すること
で、Sybase IQ メッセージ・ファイルからこれらのメッセージをフィルタで
きます。このオプションはメッセージを OWNER.TABLE.COLUMN 形式で出
力します。このオプションのデフォルト設定は OFF です。
『Sybase IQ リファレンス・マニュアル』の「sp_iqindexadvice プロシージャ」
も参照してください。
• INDEX_ADVISOR_MAX_ROWS - このオプションはインデックス・アド
バイザによって格納されるメッセージの数を制限します。指定された制限
値に達すると、INDEX_ADVISOR は新しいアドバイスの保存を停止しま
すが、既存のアドバイスのカウントとタイムスタンプの更新は続行します。