Sybase 12.7 Home Theater System User Manual


 
I/O の分散
130 Sybase IQ
警告! Sybase IQ のトランザクション・ログ・ファイルは、多くのリレーショ
ナル・データベースのトランザクション・ログ・ファイルとは異なります。な
んらかの理由で ( ログ・ファイルではなく ) データベース・ファイルが失われ
た場合は、データベースが失われます。ただし、バックアップを正しく実行
している場合は、データベースを再ロードできます。
トランザクション・ログ
のトランケーション
Sybase IQ は、システム障害からリカバリするために必要な情報をトランザク
ション・ログに記録します。コミットされるトランザクションごとにログに記
録される情報は少量ですが、トランザクション・ログのサイズは増え続けます。
データを変更するトランザクション数が多いシステムでは、時間の経過ととも
にログが非常に大きくなる場合があります。
ログをトランケートするには、関係する Sybase IQ サーバをオフラインにする
必要があります。ログをトランケートする頻度は、実際のところ Sybase IQ
ステムのサポートを担当している DBA 次第であり、ログ・ファイルの増大の
度合いとサイトの運用手順によって異なります。最低でも月 1 回、ログ・ファ
イルが 100MB を超えている場合はそれより多い頻度でログのトランケーショ
ン・プロシージャをスケジュールしてください。
5-7 に、Sybase IQ でトランザクション・ログをトランケートする方法を示
します。
5-7: トランザクション・ログのトランケーション
適切な方法を使用してください。Sybase IQ データベースの複写は、本質的に
トランザクション・ログの情報に依存します。このため、マルチプレックス・
データベースでは DELETE_OLD_LOGS オプションだけを使用します (「マル
チプレックス・データベースのトランザクション・ログのトランケーション」
を参照してください )。また、トランザクション・ログには、Sybase の製品の
保守契約を結んでいるサポート・センタが問題を診断し、再現するための有用
な情報が記録されています。どちらの方法を使用する場合も、後でサポート・
センタが診断するときにログが必要になった場合に備えて、既存のログのアー
カイブ処理 ( ログのコピーの保管 ) を指定してください。
データベースの種類 使用する方法 詳細の参照先
非マルチプレックス –m スイッチ。これにより、
すべてのデータベースで各
チェックポイント後にトラ
ンザクション・ログがトラ
ンケートされる。
「非マルチプレックス・デー
タベースのトランザクショ
ン・ログをトランケートす
るには」
マルチプレックス DELETE_OLD_LOGS デー
タベース・オプション
「マルチプレックス・データ
ベースのトランザクショ
ン・ログをトランケートす
るには」
稼働中 dbbackup コマンド・ライ
ン・ユーティリティ
Sybase IQ ユーティリティ・
ガイド』のバックアップ・
ユーティリティ (dbbackup)