Peavey PR 15 D Stereo Amplifier User Manual


 
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Mic/LINE PADの調節
マイク/ラインパッド (6) は、マイクを使うため一次入力 (5) に必要なゲインを増やすものです。まっすぐなペーパークリップや
小さいドライバーを使い、リアパネルの穴で、引っ込んだタブを見つけ、その位置にセットします。Mic/Line Pad "イン"
にセットするか、ラインレベル信号に使用する場合は、パネルから最も遠く、マイクレベル用ならパネルに最も近い白いタブ
"アウト" にセットします。本器は、出荷時にタブをラインレベル位置にセットしてあります。搬送やセットアップのときにゲイ
ンを誤って大きくしないようにパネル背後の引っ込んだ位置にあります。
このスイッチの予備ゲインは30 dB なので、ラインレベル用に "アウト" 位置のままにしておかないでください。PR 15D の入
力ステージにクリッピングが生じ、不要な歪みが起こる原因になります。
トラブルシューティング
出力がない
まず、本体の AC 電源がONになっているか確認します。Power/Clip LED (4) が緑色に点灯しているか確認します。点灯し
ていない場合、ON/OFF スイッチ (3) ON 位置か確認し、IEC 電源コードコネクション (2) が確実に接続されているかチェッ
クします。AC ラインコードが AC コンセントに差し込まれているか確認します。最後にヒューズ (1) をチェックします。(安全に関
する注意事項については、リアパネル:ヒューズのセクションを参照してください。)
本体の AC 電源が入っていることを確認した後、PR 15D に信号が来ているかチェックします。入力につながるケーブルを一度
取り外し、信号を再現できる他のデバイス (アンプ、スピーカー) に接続します。これで信号が出力される場合は、使用される
すべての Volume コントロールが十分なレベル (3分の1から半分) まで上がっているか確認します。
PR 15D を直射日光や高温にさらしていた場合、内蔵のサーマルプロテクト(熱保護機能)が働いている可能性があります。
その場合、電源/クリップ LED が赤色に点灯します。これが確認され場合はPR 15D の電源を切り、十分な時間冷却しま
す。
それでも出力がない場合は、指定Peavey ディーラーまたは Peavey インターナショナルサービスセンターまでお問い合わせくだ
さい。
ハム、バズ
PR
®
15D からハムやバズが出る場合、これは AC コンセント関係と考えられます。PR 15D を別の AC コンセントに接続して
みます。ミキサーとPR 15Dに別の回路 (ブレーカー) を使う場合、ハムの問題が起きることがあります。
信号を PR 15D の入力にルーティングするためシールドケーブルが使われていることを確認します。シールドケーブルの代わ
りに、入力ケーブルとして1/4" プラグのスピーカーケーブルを使用する場合、これはハムやバズの原因になります。
ハムは接地ループに関係することもあります。グランドリフトスイッチ (4) を使うだけで、PR 15D 端部で平衡ケーブルのシー
ルドグランドをリフトすると有効です。入力の変化をよくチェックするため、最初にボリュームコントロールを下げ、ケーブルを接
続、遮断するか、またはスピーカー端でシールドグランドをリフトします。
PR 15D、ミキサー、その他のソースデバイスと同じ回路上に調光器がないことを確認します。調光器を使用する場合、ハ
ムを減らすあるいはなくすためには、完全にオンにするか完全にオフにする必要があります。これは典型的なAC 配線/調光
器の干渉問題で、PR 15Dの設計ミスではありません。AC プラグの3番目のワイヤ (接地プラグ) は決して取り外したり切り
離したりしないでください。
音が歪む、またはファジー
最初にミキサー (信号ソース) がクリップあるいはオーバードライブになっていないか確認します。PR 15D のボリュームコント
ロール (7)(9) が低すぎないか確認します。
PR 15Dのリアパネルの入力ジャック (5)(8) に入力プラグがしっかり固定されているか確認します。ラインレベル信号に対
してMIC/LINE PAD が正しく設定されているか (6)、またはパワーアンプがPR 15Dの入力ジャックの1つに接続されていない
か確認します。