Bowers & Wilkins 802 Speaker User Manual


 
47
日本語
すべての接続はオーディオ機器のスイッチを切った状態
で行ってください。
800ダイアモンド および802ダイアモンドのスピーカー
の端子は様々なケーブル端子に対応しています。 4mm
バナナプラグ、 6mm および 8mm (1/4 インチおよび
5/16 インチ)スペード・プラグ、または直径最大 4mm
(5/32インチ)までの裸線などです。
重要な安全上の注意
特にヨーロッパ諸国などの一部の国で
は、4mmバナナプラグは、シャッターのな
い電源ソケットの穴に挿入される可能性があるため、
在的に安全上の危険があると考えられています。欧州
のCENELEC 安全規則に準拠するため、端子の先端の
4mm の穴はプラスチック・ピンで塞がれています。これ
らの条件が適用される国でこの製品を使用する場合は、
子供や知識のない人物が危険な方法でバナナプラグを
使用できないようにしてください。
スピーカー・ケーブルを選ぶ際には販売店に問い合わせ
てください。総インピーダンスはスピーカーの仕様で推奨
される最大値より低くし、低インダクタンス・ケーブルを用
いて高音域が減衰しないようにしてください。
4. 接続
各スピーカーの背面には、バイ・ワイヤリングが可能な2
組の端子があります(左上の4つの図)。従来のシングル・
ワイヤ接続を行う場合は、付属のリンク・ワイヤで同じ極
性の端子をつないでください(右上の4つの図)。アンプと
接続するケーブルがスペード・プラグの場合、各端子の先
端の4mmの穴でリンク・ワイヤを取り付けてください。
ナナ・プラグの場合は、リンク・ワイヤをクロス・ホールに
取り付けてください。特にバナナ・プラグが短い場合、
触面積を最大にするために、スピーカー端子のキャップを
取り外さなければならないことがあります。
スピーカーのプラス端子(赤い端子)をアンプのプラス出
力端子に、スピーカーのマイナスの端子(黒い端子)をア
ンプのマイナス出力端子に必ず接続してください。接続を
誤っても破損することはありませんが、音像が損なわれ、
低音が失われます。端子のキャップは必ず完全に下まで
回して締め、ガタつかないようにしてください。
注: バイ・ワイヤリングはスピーカーの各部分への信号
経路を分離し、音像が良くなり細部の解像度が上がり
ます。また、各周波数帯域で異なるタイプのケーブルを
用いることもできます。
バイ・アンプはさらにハイレベルで、各スピーカーで独立
したチャンネルのパワーアンプを使用します。スピーカ
ーの内部パッシブ・クロスオーバーを用いるので、完全な
「アクティブ」ドライブと同じではありません。バイ・アン
プ接続を行う場合は、各チャンネル・アンプのゲインを
同じにしてください。そうでないとスピーカーの音のバ
ランスが崩れます。
またアンプの絶対極性を確認してください。アンプの中
には信号を反転させるものがあり、これを非反転タイプ
のアンプと組み合わせると周波数レスポンスが乱れま
す。反転タイプと非反転タイプのアンプを組み合わせて
用いる場合は、反転アンプからスピーカーへの接続部
の極性を逆にしてください。
ミッドレンジや、トゥイーター・ドライバーの場合は特
に、バス・ドライバーに比べて連続出力をあまり再生で
きませんが(その必要がないため)これらのドライバー
を駆動するアンプには、歪みなく音楽の短期的な高周
波ピークを出せるよう適切なダイナミック・レンジが必
要です。高ダイナミック・レンジとは高出力のことなので、
バス・ドライバーで使用するアンプと同等の出力のアン
プでミッドレンジおよびトゥイーターを駆動するのが望
ましいです。