Crest Audio CC 5500 Stereo Amplifier User Manual


 
CC
TM
オーナーズマニュアル
p. 10
保護機能
CC シリーズアンプは、どのような条件下でも、それ自体とスピーカーの両方を保護する回路を採用していま
す。Crest Audio は、アンプを可能な限り間違いのないもの、フールプルーフにするため、短絡回路、開回
路、負荷の不一致、DC 電圧、および過熱に耐えるものにするよう努めています。 チャンネルが自動
クリップモードまたは ACL™ ゲインリダクションモードになった場合、スピーカーの負荷は接続されたままですが、
クリッピングの割合や出力はすぐに下がります。何か問題が起き、チャンネルが保護モードになった場合、そのチ
ャンネルの Temp LED が点灯します。出力の DC 電圧、可聴周波数以下の過剰な周波数、または熱的
過負荷により、チャンネルの出力リレーがスピーカーを切断し、この状態は、問題が解決するか、アンプがクー
ルダウンするまで続きます。
自動クリップ制限 (ACL)
チャンネルが、厳しい、継続的なクリッピングを起こす方向にドライブされるとき、クリップリミッタ回路がチャン
ネルゲインを自動的にわずかにクリッピングするレベルに下げ、損失を与える連続高出力方形波が生じ
る可能性を見越してスピーカーを保護します。クリップリミッタを起動する可能性のある状況には、フィード
バックが制御されないこと、振動、不適切な機器の設定、アンプのアップストリームの不具合などがありま
す。通常のプログラム遷移によってクリップリミッタがトリガされることはありません。トリガするのは、過剰な定
常クリッピングだけです。制限が加わると ACL LED が明るく連続的に点灯します。
IGM™ インピーダンス検出
CC シリーズアンプの特徴は、どのような負荷でも安全な動作を可能にする画期的な回路にあります。出
力ステージが過負荷になる負荷をアンプが検出すると、瞬間ゲイン変調 (IGM) 回路がチャンネルゲイン
を安全なレベルに調整します。出力ステージ保護というこの方法は、強制的に制限する従来のアンプより
はるかに優れています。IGM 回路は、通常は音が透過的ですが、起動時は目立ちます。
熱保護
内部のファンは、平常条件下であれば常に、アンプの動作を所定の温度範囲内に保ちます。チャンネル
のヒントシンク温度が 75
°
C に達する場合、これは空気の流れが遮られている可能性を示しますが、その
チャンネルはそれ自体を個別に保護するために、冷却するまで自体の負荷を切り離してシャットダウンしま
す。その時、チャンネルの Temp LED が点灯し、アクティブ LED は消灯、ACL LED は点灯したまま、
冷却ファンは高速で動作します。CC 1800 は共通のヒートシンク1つとシングルファンを使用しますが、回
路は別に持っています。
短絡回路
出力が短絡した場合、IGM とサーマル回路が自動的にアンプを保護します。IGM 回路は、短絡回路を
極めてストレスの大きい負荷条件として検出し、信号を減衰し、チャンネルの出力トランジスタを過電流
ストレスから保護します。短絡回路が残った場合、チャンネルは最終的にそれ自体を熱保護するため、負
荷を遮断します。
DC 電圧保護
アンプが DC 電圧や可聴周波数以下の周波数をその出力端子で検出した場合、自体の出力リレーが
直ちに開き、スピーカーの破損を防ぎます。
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