Crest Audio CC 4000 Stereo Amplifier User Manual


 
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動作モード
ステレオ
ステレオ (デュアルチャンネル) 動作の場合、アンプをオフにし、モードセレクトスイッチを
ステレオ位置にします。このモードでは、両方のチャンネルが互いに独立して動作し、
それぞれの入力減衰器がそれぞれのレベルをコントロールします。したがってチャンネル
A の入力の信号は、チャンネル A の出力で増幅された信号、チャンネルB の入力の
信号は、チャンネル B の出力で増幅された信号になります。
パラレル
パラレル (デュアルチャンネル/シングル入力) 動作の場合、アンプをオフにし、モードス
イッチをパラレル位置にします。チャンネル A の入力側の信号により両方のアンプチャ
ンネルがドライブされます。ジャンパー線は不要です。出力接続はステレオモードと同
じです。チャンネル A とチャンネル B の入力コネクタは、別のアンプにパッチできるように
ストラップ止めしてあります。どちらの入力減衰器もアクティブなままで、チャンネルごと
に異なるレベルをセットできます。電力その他の一般的な性能仕様はステレオモード
と同じです。
ブリッジモノ
両方のアンプチャンネルをブリッジすることによって、強力なシングルチャンネルのモノラ
ルアンプにすることができます。ブリッジモードでの動作には十分注意してください。出
力端子の電圧は致命的に危険な状態になる可能性があります。アンプをブリッジす
るには、アンプの電源を切り、リアパネルのアンプモード選択スイッチをブリッジ位置に
スライドします。信号をチャンネル A の入力に印加し、チャンネル AB + バイン
ディングポストであるホット出力間にスピーカーを接続します。または、チャンネル A
Speakon® コネクタのピン 1+POS2+NEG 間に接続します。パラレル動作
と同様、どちらの入力コネクタもストラップ止めしてあり、一方のアンプの入力をドライブ
します。
各出力の一方がグランドであるステレオやパラレルモードとは異なり、ブリッジモードで
はどちら側もホットです。チャン
ネル A の側は入力と同じ極性です。ブリッジモードの公
称最小負荷インピーダンスは 4 オームで、これは両方のチャンネルを 2 オームでドライ
ブすることと等価です。4 オーム未満のブリッジ負荷をドライブすると、ACL 回路が起
動し、その結果電力が失われ、さらに熱的過負荷を引き起こすこともあります。
ブリッジモードのとき、ス
ピーカーの負荷がチャン
ネル間で均等に共有さ
れるように、両方の減
衰器を同じ位置にする
必要があります。
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